勝間式「利益の方程式」
利益 = (顧客当たり単価 − 顧客当たり獲得コスト − 顧客当たり原価) × 顧客数
顧客単価の基礎知識
- 顧客単価が利益に最も影響する
- 顧客単価と潜在顧客数は相反する
- 顧客が増えるほど、平均顧客単価は下がっていく
- 顧客の持つ、ニーズとくにコンプレックスの大きさに応じて顧客単価は決まる
- プライシングとは、顧客が気持ちよくお金を支払ってしまう仕組みのことである
顧客単価の上げ方
顧客から見た時のポジショニングを利用して、感じる価値を上げる
ex)エビアンを水ではなくて化粧水で売る
顧客の支払い方法を変えて、顧客が感じる支払の痛みを和らげる
ex)フランス料理のサービス料金・オプション制
顧客獲得コストの基礎知識
- 商品力が顧客獲得コストを下げる
- 顧客を積極的に選択することが顧客獲得コストを下げる
- 顧客獲得コストはちょっとした工夫で大きく変わる
- 顧客の獲得も重要だが、ロイヤル顧客の維持はもっと重要である
- 口コミは究極の顧客獲得手段である
顧客獲得コストの下げ方
コストを軸にした最適チャネルミックスの追及(顧客の横方向展開)
ex)転換率を考えた宣伝チャネルを選べ
ブランド力を軸にしたロイヤル顧客と口コミの醸成(顧客の縦方向展開)
ex)友人や知り合いに薦めてもらえるような商品(サービス)をつくる
顧客原価の基礎知識
顧客原価の下げ方
常に顧客論理で原価管理を考える(需要者の視点)
ex)顧客がなぜその商品を購入するのかを把握する(Key Buying Factor)
本当に鍵となる原価要素だけを管理する(供給者の視点)
ex)なるべく人は少なくする
顧客数の基礎知識
顧客数の増やし方
商品フェーズにあわせ、顧客数と他の変数のバランスを取る
ex)アーリーマジョリティに受け入れられる商品をつくる
現在の既存顧客のメッセージに耳を傾けすぎない(継続成長の視点)
ex)新しいアイデアを作って、どんどん市場に尋ねてみる
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
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