『非属の才能』
「行列なんかに並びたくないあなた。おめでとうございます」
このキャッチコピーにひかれて思わず買ってしまった一冊。
自分はごく普通に人間だ。
超がつくほど日本人だ。
日本人ならではの場の空気を重んじて
自分を殺すことも多々あります。
多分、他を尊重し協調しようとしているからこそ
こういうことが起こるのでしょう。
ただいつの間にかに日本では協調と同調の区別がつかなくなり
同調できないものは仲間はずれになるし、
同調することに違和感を感じるひとがひきこもりになったりする。
そんな違和感を感じている人にむけてものすごいエールを送る本だと思います。
内容は極端である。
変人バンザイ!みたいな・・・
ここで取り上げられている人は
ものすごい変わり者のような言い方をされているけど、
別になんてことはない。
本当はみんな変わり者なんだから。
一人として同じ人はいないんだから、
みんな人とは変わった人でしょう。
みんな自分は人とは違うことを知っている。
そして違うと受け入れてもらえないのではないかと不安になる。
だから人に合わせようとする。
デフレスパイラルです。
そういう悪循環を解消してくれる方法を書いているのが末章。
『和をもって属さず』
ここに書かれていることは素晴らしいと思う。
漫画を読むかのように読み進められるので
手にとってみることをオススメします。
- 作者: 山田玲司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/12/13
- メディア: 新書
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