『ウェブ時代をゆく』
ネットが進化することで私達の働き方は少しずつ変わっていくのかもしれません・・・
WEB2.0によって、意欲さえあれば誰でも質の高い学習ができるようになった。
(=学習の高速道路)
こういう環境においては「働き者」と「怠け者」の差は大きく増幅される。
もともと何を持っているかはほとんど関係ないのだ。
ということを前提にこれからはこんな働き方ができるんだよっていう本です。
梅田さんからの主要メッセージは
「自分が熱中できるものを探して、それに向かって直向に努力しなさい」
というものだと感じました。
ただ、これはごくごく当たり前の話で
ここだけ読んでも説得力があまりないので
この本を読む前に
スティーブ・ジョブスのスピーチ
を聞くことをオススメします。
この著書の本当の価値は
- どうやって自分の好きなことを見つければいいのか
- ウェブが進化したことで生まれた新しい職業で生きるために必要なものは何のか
について梅田さんなりの見解を示してくれてることでしょう。
どうやって自分の好きなことを見つければいいのか
「ロールモデル思考法」
- 時間の使い方の優先順位を変えて好きなことに打ち込む
- 時間の使い方の優先順位を変えるために、まずはやめることを先に決める
- 短期間ではなかなか結果がでるものではないので、こつこつと長期間にわたってしたたかに生きること
新しい職業で生きるために必要なものはなにか
「新しい職業」で生きるためにはウェブリテラシーが必要である。
ウェブリテラシーとは・・・
- ネットの世界がどういう仕組みで動いているかの原理は相当詳しく理解している。
- ウェブ上で何かを表現したいと思ったらすぐにそれができるくらいまでのサイト構築能力を身につけている(ブログ・サービスを使って文章を書くとかそいういうことではなくて)
- 「ウェブ上の分身にカネを稼がせてみよう」みたいな話を聞けば、手をさっさと動かしてそこに新しい技術を入れ込んだりしながらサイトを作って実験ができる。広告収入の正確な流れも含め「バーチャル経済圏」がどういう仕組みで動いているのかの深い理解がある。
- ウェブ上に溢れる新しい技術についての解説を読んで独学できるレベルまで、ITやウェブに対する理解とプログラミング能力を持つ。
私はこの本を読んで初めて気づいたのですが、
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)という一冊は
私の働き方に大きな影響を与えていました。
私はもともと自分でビジネスを興したいと考えていました。
なのにエンジニアになったのかを整理しきれていない自分がいました。
ただ、次の一説を読んで全ての絡まった糸が解けたような気がしました。
「新しい職業」で生きるためにはウェブリテラシーが必要である。
自分がやりたいことを実現させるためにはこれが必要と
直感的に感じたからこそ今の仕事をしているのだと・・・
そういう意味で今の自分の職に対する認識を
再定義させてくれたこの本には感謝しています。
まとまりがなくなってしましましたが、、
ウェブの進化が私達の働き方にどう影響を及ぼしてくるのか知りたい人は
読んでおいた方がいい本でしょう。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
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